ガソリンスタンドで値上げ

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北アフリカのリビアや中東地域の政情不安などを受けた原油価格の高騰で、都内のガソリンスタンドでは販売価格を値上げする動きが出ています。

このうち、東京・世田谷区のガソリンスタンドでは、１日、レギュラーガソリン１リットル当たりの価格を５円値上げし、１３９円で販売しています。この店では、ことしに入ってからおおむね１２０円台後半で販売してきましたが、最近の原油高騰で仕入れ値が上昇し、値上げせざるをえない状況になっているということで、１リットル当たり１３９円という価格は、３年前の１０月以来の水準だということです。女性の客は「毎日、車に乗るので、ガソリンが高くなると困ります。このまま値上がりしていくならば、燃費のよいハイブリッド車に買い替えることも考えなければいけません」と話していました。また、運送業を営む男性は「仕事が増えないなかでガソリンの値上げが続いていけば、経営がさらに厳しくなります。なんとかしてほしいです」と話していました。ガソリンスタンドの佐藤大所長は「ガソリンをできるだけ安く販売したいと思うが、仕入れ値が上がっているため、値上げがやむをえないことをお客様に分かってもらうしかない。値上げで客足が遠のくまでにはまだ至っていないが、今後の見通しが立たないので不安です」と話していました。