“ネット掲示板で方法知った”

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大学入試の問題が試験中にインターネットの質問サイトに投稿された事件で、逮捕された予備校生は、「質問サイトを使って問題の解答を得る方法は、インターネットの掲示板の書き込みで知った」と供述していることが、警察への取材で分かりました。

この事件で、５日、警察は、仙台市に住む１９歳の男子予備校生の身柄を偽計業務妨害の疑いで送検し、裁判所は今月１４日までの１０日間の勾留を認めました。予備校生は、先月行われた京都大学文学部の入学試験で、携帯電話を使ってインターネットの質問サイトに英語の問題を投稿し、大学の業務を妨害した疑いで、３日、逮捕されました。これまでの調べに対して、予備校生は「どうしても京都大学に合格したくて、最初から質問サイトを使ってカンニングをするつもりだった。国立大学は学費が安いので、母親を安心させたかった」と供述しているということです。また、「質問サイトで問題の解答を得る方法は、インターネットの掲示板の書き込みを見て知った」と供述していることが分かりました。質問サイトでは、去年暮れからことし初めにかけて、入試問題の投稿で使われたのと同じ名前で、大手予備校のテキストの問題が投稿され、いずれも答えが返ってきていました。警察は、試験に備えて、予備校生がテキストを使って質問サイトへの投稿を試していた可能性もあるとみて調べています。