各地で猛暑日 九州は激しい雨

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２９日は大阪・豊中市で気温が３８度を超えるなど西日本を中心に猛烈な暑さとなりました。午後からは九州を中心に激しい雨が降り、気象庁は、低い土地の浸水や突風、落雷などに十分注意するよう呼びかけています。



気象庁によりますと、２９日もほぼ全国的に高気圧に覆われて強い日ざしが照りつけ、西日本では、山越えの暖かい風が吹き下ろすフェーン現象も加わって猛烈な暑さとなりました。日中の最高気温は、▽大阪・豊中市で３８度１分まで上がったほか、▽鳥取県の米子市と境港市で３７度７分、▽京都府舞鶴市で３７度５分、▽大阪市と松江市で３７度４分などと、全国の９００余りの観測点のうち１１４か所で３５度以上の猛暑日となりました。大阪市では、昭和３６年に統計を取り始めてから最も長い１４日連続で猛暑日となりました。３０日も、東日本と西日本の内陸を中心に３５度前後の厳しい暑さが続く見込みで、気象庁は、熱中症に十分注意するよう呼びかけています。一方、西日本では南から湿った空気が流れ込んで、午後から大気の状態が不安定になり、九州を中心に激しい雨が降っています。午後７時までの１時間には、▽鹿児島県阿久根市で４２ミリの激しい雨を観測しました。これから３０日にかけて、西日本の太平洋側と東日本の山沿いを中心に、局地的に雷を伴って１時間に５０ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。気象庁は、低い土地の浸水や竜巻などの突風、落雷などに十分注意するよう呼びかけています。